毎日、何年、何十年と身近にいる「その人」のことを、
あなたはどのくらい知っているでしょうか?
相手と話をするときに、
どのくらい相手に感心を払って「質問」をしていますか?
相手に感心を持って、質問をしない限り、
相手のことを知ったつもりになっているだけで理解はできません。
「あなたはどうしてそれを選んだの?」
「どんな風に考えて、それをしたの?」
「私が〇〇をしたら、あなたは嬉しい?」
「あなたの本当の望みはなに?」
「私にどんなことを期待している?」
「私は〇〇かな?と考えているけど、あなたはどんな考えを持っている?」
こうした質問を日常でどのくらいしているでしょうか?
多くの人は、自分の話しを聞いてもらうことに一生懸命で、
目の前の相手には無関心なものです。
相手がどのくらい自分を受け止めてくれるか、
どのくらい分かっていてくれるか、の方に意識が向いています。
私がクライアントさんに、相手のことについて質問をするとき、
ほとんどの方は、
「たぶん、こんな風に考えているんじゃないか?、と思います。」
といった答え方をされます。
そこで、何も違和感をお持ちになりません。
日常的に相手に質問をする習慣がないからなんですね。
幼い時に、両親から、こうした質問をされたことが少なかったからなんです。
いつの間にか、
自分の「思い込み」が、相手の「真実」のように考えてしまっています。
人間関係を良好なものに変化させたければ、
「相手という人間に興味を持つ」ことが、手っ取り早いです。
相手は今、どのようなことに関心を持っていて、
どのような考え方をしている人なのか。
相手を知ることで、
ほとんどの問題は自分の中の「思い込み」が原因で、コミュニケーションの不足が真の問題である
ことが分かっていきます。
周りの人は、あなたとはまったく違った視点を持っていて、
まったく違った物事の捉え方をしているからです。
あなたと同じ視点、物事の捉え方、考え方をする人間は、
この世界に(宇宙に)一人として存在しません。
コミュニケーションを良好に取るための練習を、
意識して行いましょう。
今日は、ぜひあなたの周りの人に、ひとつだけでも良いので、質問をしてみてください。
あなたが知らない相手の側面に気付いて、きっと驚くと思いますよ(^^)