人生の目的は簡単なことだった

人生に行き詰まり、天職だと思っていた看護師をやめて、スピリチュアルの勉強・実践を積み重ねてきた。

当初は「本当の癒やしが起これば “何かしら” に到達できる」といった漠然とした期待を持っていたような気がする。

 

でもある日気付いたことがあって。

ああ、そういうことではないんだなーと。

 

私たちがスピリチュアルを探求して行き着く先は、楽園でも黄金の王国でも、悟りの境地でもない。

「ああ、今ここにいる自分には例えきれないほどの価値があるのだ」と “知る” ことなのだと。

 

何かを成す必要などなく。

使えきれないほどの富を得る必要もない。

人々から絶賛される人格者になる必要もない。

才能に溢れた有能な人物になる必要もない。

多くの人々の手本になるような救済者になる必要もない。

いつまでも若々しく完全な健康体でいる必要もない。

 

これらは確かに「この世界」では成功者と呼ばれるだろう。

でも真の成功とはそうしたことではない。

 

この物質世界で経験することは、ただの選択であって。

各自がやりたいことを自由に表現すればいいだけ。

それ以上でもそれ以下でもない。

肝心なのは「その人がそれをどのように経験したか?」なのだ、と気付いた。

 

何を成すこともなく何を持たなくても、ただ今日 “今この瞬間 に” 自分らしくいられたなら、それは奇跡的に幸せなことなのだと。

「今に気付いている」その意識の光が、目覚めて生きることだと気付いた。

 

「自分らしく居る」とは、

ポジティブ、ネガティブ両方の側面を併せ持つ、多様な在り方をするすべての自分を許容しただ愛すること。

ただ、それだけ。

 

人生や他者や自分が、期待通りになっていなくてもまったく問題ない。

他者の期待や評価や分析もまったく関係ない。

あるがままの現実を「自分がどのように受け止めているか?」こそが重要だということ。

 

卑屈になったり、あきらめたり、我慢を重ねたりせず。

思い悩まず、自分に正直に今の自分にできることをしていく。

やった方が良いと分かっていても、今の自分にソレができないなら、できない自分をそのままに受け容れてあげればいい。

いつも前向きに前進できなくても、ぜんぜん問題ない。

今の自分ができることだけをすればいい。

できないときは、リラックスしていればいい。

頼れる人がいるのなら、自分が元気になるまで頼ればいい。

 

気楽に、自由に、大胆に。

失敗を恐れず、経験することに貪欲に。

私たちはあらゆる経験を通して「自分を知って拡大・成長するため」に、ここに居るのだから。

積極的に経験したいなら、そうすればいいし。

動きたくないなら、そうすればいい。

自分自身と自分が選んだすべての経験に、誇りを持って愛せればいい。

 

結果を期待せず、

目標の達成を目的とせず、

今の過程を経験すること。

それこそが「重要な人生の目的そのもの」だと知っていること。

 

私たちが、今この瞬間以外に生きる場所などないのだから。

その「今」が、未来永劫、無限に続いていくのだから。

 

今この瞬間、その経験とその経験から生じた思考、感情すべてに価値があるのだと知っていること。

愛されることを望むだけでなく、何かを愛することに価値があると知っていること。

 

他者と自分を比べるのをやめること。

私たちは唯一無二の存在であり、それぞれに様々な見方や表現があると知っていること。

 

私たちが何者なのか?を知った上で、物質世界のすべての経験を楽観的に経験していくこと。

すべての経験を肉体から離れる瞬間まで楽しむこと。

それだけで私たちは人生の成功者である。

 

ああ、こんな簡単なことで良かったんだな。

 

 

 

 

 

 

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