「右肩の痛み」からのガイダンスに耳を傾ける

2023年9月5日

　『右肩の痛み』からのメッセージ（Mさんの症例）

♦はじめに

私達は無意識に自分に嘘をついてしまいます。
目の前の現実を「思い込み」のフィルターで解釈し、「これが私の現実だ」と信じてしまいます。

自分のスピリットから新たな“衝動”がやって来ても、エゴが古い現実に囚われてしまうと、身動きがとれなくなってしまいます。
不自由さや制限を感じて辛さを感じるようになります。
これは、純粋なスピリットの自分と、エゴの自分との間で、大きな葛藤が生じるためです。
病気や不調は、「自分自身との内面の葛藤が高まっている状態」を教えてくれているガイダンスなのです。

体が出している症状からのメッセージに耳を傾けることで、あなたは純粋な自分を思い出すことができます。
エゴのニーズではなく、スピリットの純粋なニーズを思い出して、新しい現実へと大きな一歩を踏み出すことができるようになります。

♦ご相談者（プライバシー保持のために、支障がない範囲で設定を変えています。）

Mさん　35歳　女性　夫と子供との３人暮らし

♦症状の経過

半月前から急に右肩が痛くなり、動かすと腕にかけてガツンと来るような強い痛みが出るようになった。
耐えがたい痛みにより日常生活に支障を感じ、不自由さ、煩わしさ、イライラ、重怠さ、酷使している感じ、強い疲労感、落ち込み、悲しみ、を感じていた。
横になると特に痛みが強くなるので、動いている方がまだ楽だと感じていた。

♦Mさんが本当に望んでいることは･･･？ブロックされた願望

症状を繊細に掘り下げていくと、身体がこのようなメッセージを伝えていることが分かりました。

○やらなければいけないことや時間に囚われずに、疲れたらいつでも横になってリラックスできる自分になりたい

○やるべきことではなく、その時にやりたいことや気に入ったことを自由に優先できる自分になりたい

スピリットのニーズは
● その時やりたいことを優先して選べる、自由で自己信頼している自分

これが、Mさんのスピリットが望みである「ありのままの自分らしさ（真のニーズ）」だと分かりました！

♦肩の痛みの本当の原因

Mさんは不調が出る前に、こんなエピソードがあったことを思い出しました。

夫の職場が変わることになり、Mさんも不安は感じているものの『夫を信頼して彼に任せよう』、と思っていたそうです。そんな時、子育てで忙しいMさんを手伝うために、義母が来てくれました。
Mさんはとても疲れていたので、“お義母さんに子供と遊んでもらって、その間だけ横になって休みたい”と思っていたそうです。
ところが、義母が夫の転職について色々とアドバイスを始めてしまい、Mさんは、「子供を任せて、ちょっと休んできて良いですか？」と言えなくなってしまいました。煩わしさ、重さ、イライラを感じながら話を聞いていましたが、「夫も大人だし自分で何とかするんじゃないですかね？」と、つい言ってしまったそうです。その後で、お世話になっている義母に対して、そんなことを言ってしまった自分を強く責めしまったそうです。結局、彼女は横になって休むことはできませんでした。

肩のガツンとくるような痛みは、言いたいことを言ってしまった自分に対する罪悪感を表していたことが分かります。
強い痛みは、自分に対してひどく罪悪感を抱いたことを表しています。
彼女はお義母さんに対してイライラしたのですが、本当は自分を優先して「休んでくるね」と言えなかった自分に対して怒りを持っていたことが分かりました。