明けましておめでとうございます。
皆さんは、どのようなお正月を迎えましたか?
「愛している」とはどういうことなのか?
今年のお正月は、家族でのんびりとNetflixのお気に入りの動画を見ました。
以前、見たものの中で家族の一押しだった動画を、何年かぶりに見返すことにしました。
画像も内容も素晴らしいな、と感動した “ヴァイオレット・エヴァーガーデン” です。
ご存じの方も多いかと思います。
改めてこの作品を見返してみると、あることに気付きました。
まるで、今の私たちのことを象徴しているように感じたのです。
心の中は傷だらけなのに、その痛みを見ないように心を閉ざして振る舞う、私たちを象徴した物語のようだな、と思ったのです。
主人公の生き様は、まるで幼い頃の心の痛みに心を閉ざしてしまった、私たちのインナーチャイルドのようです。
心をなくして仮面をつけて日々「役割」を演じている私たちを象徴しているようだな、と気付いたのです。
自分の中に傷付き苦しんでいるインナーチャイルドがいることに、多くの人は気付いていません。
他者との関わりを通して自分の中の傷に触れて、少しずつ真の愛に目覚めていく、人としての成長の過程に物語が重なりました。
“ヴァイオレット・エヴァーガーデン” は、主人公の名前です。
戦時という過酷な状況と酷い扱いにより、 “心” をなくしてしまった少女の物語です。
人生で初めて庇護され名を与えられた男性の軍人に依存し、彼の命令だけを自らの行動の拠り所とします。
彼女には拠り所とする「心」がないので、上司からの命令がないと動けません。
軍人が残した最後の言葉である「愛している」という言葉が理解できなかった彼女は、「それはどういうことなのか?」を探求していきます。
彼女は手紙の代筆業である「自動人形」になり、手紙という他者の心を代弁する「言葉の表現」を通して、様々な人々の感情に直面していきます。
戦時中という生と死が交錯する状況下で、人々の過酷な生き様や慟哭に直面しながら、彼女は感じるということを少しずつ学んでいきます。
「美しいものへの感動」「淋しさ」「嬉しさ」「悲しみ」「無力さ」「怒り」「憤り」「罪悪感」「無価値感」「絶望」などの様々な感情を体験します。
彼女の中にすでにあった「感じる心」を、ふたたび取り戻していきます。
その過程で彼女は愛を知り、真に人々の心に寄り添うことができるようになっていきます。
最初、心がない彼女が代筆する手紙は、ただの報告書のようでした。
彼女が感じることを取り戻してい過程で、代筆する手紙は人々の心響くような内容へと変化をしていきます。
彼女は依頼者の愛をくみ取って、代筆できるようになっていきます。
ひたむきに愛を探求する純粋な彼女の姿は、多くの人に影響を与えます。
そして、手紙の中に込められた誰かの愛の思いは、悲嘆に暮れた人々の心を癒やし、再び前を向いて歩いて行く後押しになります。
彼女は命令を待つだけの “人形” から、「心」を取り戻し「愛という在り方」ができる女性へと大きく成長を遂げていきます。
彼女は最後に「命令」を受ける場面があります。
そこで彼女は、「私にはもう命令は必要ありません」と答えます。
彼女は、自分の心を取り戻し、自分の心を指針として生きられる人間へと成長したのだ、と感じました。
まるで、私たちそのもののようではないでしょうか?
「愛すること」は、私たち誰もが探求しているテーマでありチャレンジだと思います。
まだ見ていない方は、良かったらぜひ見てみて下さいね。
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横浜元町 ヒーリング・カウンセリングサロン レムリアの虹